ちくま新書

日本経済の死角
─収奪的システムを解き明かす
河野龍太郎
著
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ひとつの単語に、隔たりのある定義が同居しているのはなぜか?一般的な英和辞典にその答えを求めることはできない。約200語におよぶ多義語を取り上げ、語意の変遷を丹念にたどり、多義語の謎を解き明かす。
1 牛丼にウズラの卵黄を落として「ユッケ牛丼」
2 ペン型入力ツールでもやはり「マウス」
3 伝言ゲームの原理
4 人間も動物なのに「人間vs動物」?
5 「意味を発展させる、意味を帯びる」は日本語?
6 年齢に「いい」も「わるい」もないのに、なぜか「いい年をして…」
7 下位者に対しても「お前」「貴様」
8 「有り難し」から「有り難い」「有り難う」へ
9 「事件のあらまし」と「仕事はあらまし終わった」
10 彼の右に出る者はいない
11 「すかさず」とは「すき間をおかない」こと
12 「最後」と「持ちこたえる」は「最後まで持ちこたえる」から?
13 「腕がいっぱい→武力・武器」?
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