竹下節子
( たけした・せつこ )比較文化史家・バロック音楽奏者。東京大学大学院比較文学比較文化修士課程修了。同博士課程、パリ大学比較文学博士課程を経て、高等研究所でカトリック史、エゾテリズム史を修める。フランス在住。著書に『ヨーロッパの死者の書』『キリスト教の真実』『女のキリスト教史』(以上、ちくま新書)、『ジャンヌ・ダルク』(講談社学術文庫)、『ローマ法王』(角川ソフィア文庫)他多数。
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九億にのぼる世界中のカトリック信者のネットワークを駆使した、最先端のヴァーチャル国家、ヴァティカン。その頂点に立つローマ法王とはいったいどのような存在なのか。ヨーロッパの文化や精神の核に歴然と存在するローマ法王を知ることなくして、欧米を理解することはできない。この超国家的、超宗教的な世界史の怪物の姿を、過去・現在・未来の重層する歴史の中に探る。
序章 ローマ法王とはだれか
第1章 ローマ法王のホームグラウンド
第2章 ローマ法王とヨーロッパの誕生
第3章 ローマ法王の盛衰
第4章 ヨハネ=パウロ二世と歴史の激動
終章 二一世紀のローマ法王
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