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定価

726

(10%税込)
ISBN

978-4-480-05780-8

Cコード

0221

整理番号

180

1998/11/19

判型

新書判

ページ数

208

解説

内容紹介

忠義に殉じた男たちの美学の陰で泣かされるだけが女の役回りではない。臆病な男の尻も叩けば恋もする。挙げ句の果ては化けてでる。賢夫人と称えられた浅野内匠頭や大石内蔵助の妻、大高源五の母、そして『仮名手本忠臣蔵』に登場する早野勘平のおかるや『四谷怪談』のお岩などなど、キャラクターにはことかかない。事件の七十年後、堀部弥兵衛の娘と名乗り、忠臣蔵物語の語り部として活躍した妙海尼のしたたかな生き方を幕開けに、史実と伝承の皮膜の舞台に生きた女たちの晴れ姿を描く。

目次

プロローグ 「忠臣蔵」伝説に生きた老婆
第1章 妙海尼伝設
第2章 江戸
第3章 赤穂
第4章 京
第5章 諸国
エピローグ さまざまな女たちの「忠臣蔵」

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