ちくま新書
歴史学はこう考える
松沢裕作
著
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「宗教ブーム」といわれてひさしいが、それは真実ではない。宗教を「アブナイ」ものとして忌避する無知な警戒心と、摩訶不思議な世界へのやまれぬ好奇心が、同時に強まっているのが現状なのだ。伝統と歴史の価値が失われていく現代、われわれをとりまく精神世界のフレームワークは、どのように変わっていくのか。オウム真理教やインターネット上のバーチャル宗教など、新興宗教が自由競争を繰りひろげて混迷する、宗教の最前線と未来を見据える。
序章 解体しつつある「宗教の常識」
第1章 宗教情報ブームの出現
第2章 失われた座標軸
第3章 グローバル化する世界とハイパー宗教
第4章 インターネット時代のバーチャル宗教
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