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ちくま新書

企業年金の未来

——401Kと日本経済の変革

定価

748

(10%税込)
ISBN

978-4-480-05881-2

Cコード

0233

整理番号

281

2001/02/19

判型

新書判

ページ数

192

解説

内容紹介

高齢化・少子化を背景に、公的年金制度がゆきづまりつつある。長引く不況による低金利のなか、企業年金も運用難に陥っている。これを大きく変えるのが「確定拠出年金(日本版401k)」である。本書ではこの確定拠出年金が、労働移動や税制、国際会計基準の問題から、株式や投資信託などの家計における資産の運用に至るまで、日本の経済社会システム全般に関わる大きなテーマであることを概説し、今後の企業・サラリーマンおよび日本経済の未来を展望する。

目次

序章 なぜ確定拠出型の企業年金が必要なのか
第1章 企業年金改革はどのような経緯をたどってきたのか
第2章 日本的慣行の変革をうながす企業年金改革
第3章 米国の401(k)プランとはどういうものか
第4章 金融変革と確定拠出年金
第5章 企業年金の将来

著作者プロフィール

中北徹

( なかきた・とおる )

1951年生まれ。経済学者。一橋大学経済学部卒業後、外務省に入省。ケンブリッジ大学経済学大学院修了後、東洋大学経済学部教授。専門は国際経済学、金融論。官邸の諮問機関であるアジア・ゲートウェイ戦略会議で座長代理を務める。主な著書に『エコノミクス入門国際経済』(ダイヤモンド社)などがある。

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