loading...
内容紹介
思考することは、ひたすら“問いかけ”をつづけることである。思考のプロセスに演算不能領域を組み入れ、思考することの限界を実感することで、逆説的に“世界”があることのリアリティが生まれる。風景や動物を文学的な比喩として作品に組み入れず、ただ即物的に描写する特異な作風の小説家によって、問いつづけられた「存在とは何か」。宇宙の外、サッカー・ロボット、カフカの視野、夢の中の生、十四歳の夏の朝の経験…等の具体的な事象から、小説家独自の思考プロセスを経て、存在することの核心に迫ってゆく。そして最終的に、意識や記憶が、“私”の側でなく“世界”の側にあることが描き出される、世界のための、世界の肯定のプログラム。
目次
そもそも人間はこの宇宙に存在しなかったのではないか
世界のモデルと視覚(俯瞰と自己像
視覚イメージを持たない思考)
「記憶の充足性」は思考によって浸食される
「私」はすべて言語というシステムに回収されうるか
「リアリティ」とそれに先立つもの
私が存在することの自明性について
いまの言語(思考法)とそうでない言語(思考法)
夢という、リアリティの源泉または“寸断された世界”の生
記憶は“私”のアイデンティティを保証するか
“精神”が書物の産物だとしたらインターネットの中で“精神”は…
生きる歓び
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
- [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
- (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください)
- ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
- ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。
「ちくま新書」でいま人気の本
ちくま新書
著
いつもとは違う風景が見たい時に読む本
ちくま文庫
遊覧日記
武田百合子
著
武田花
写真
ちくま文庫
ヘルシンキ 生活の練習
朴沙羅
著
単行本
移動そのもの
井戸川射子
著
単行本
島暮らしの記録
トーベ・ヤンソン
著
冨原眞弓
訳
単行本
つげ義春が語る 旅と隠遁
つげ義春
著
ちくま学芸文庫
気流の鳴る音
─ 交響するコミューン
真木悠介
著
ちくま学芸文庫
中世を旅する人びと
─ヨーロッパ庶民生活点描
阿部謹也
著
ちくま学芸文庫
古代ローマ旅行ガイド
─一日5デナリで行く
フィリップ・マティザック
著
安原和見
訳
ちくまプリマー新書
人はなぜ物語を求めるのか
千野帽子
著
ちくまプリマー新書
一番わかりやすいブラックホールの本
松下安武
著
福江純
監修