loading...

ちくま新書

さすが! 日本語

定価

748

(10%税込)
ISBN

978-4-480-05890-4

Cコード

0281

整理番号

290

2001/04/19

判型

新書判

ページ数

240

解説

内容紹介

日本語は、「話し手の気持ち」をさりげなく、しかもはっきり表現することができる言葉だ。「さすが」「せっかく」「せめて」「せいぜい」「やっぱり」等々。日ごろ無意識に使っている、文章の頭に置くこうした言葉(副用語)にこそ、その気持ちを伝えるパワーの鍵はあった。ならば、これらの言葉を意識して使えば、もっと自分をうまく表現できる!国語学の大家が、これらの副用語をひとつひとつとりあげながら、徹頭徹尾その謎を解く。自分の気持ちをもっともっとうまく伝えたいすべての人へ。日本語達人への道をしめす一冊。

目次

せっかく―せっかくパリまで
どうせ―どうせ行くなら
いっそ―いっそあの時
せめて―せめて一言
とても―とても八〇とは
もっと―もっと光を
よほど―よほどお酒が
多少附けっこう―多少なまいきな
もう―もうこの世に
まだ―まだ一〇〇票ぐらい
いま附こんど―いま若い女性の方が
さっき―さっきの自慢は
つい附ついに― ついぞ―つい恋心が
ずいぶん―ずいぶん正直な
なかなか―なかなかおやめに
さすが―さすが日本語

著作者プロフィール

渡辺実

( わたなべ・みのる )

渡辺 実(わたなべ・みのる):1926(大正15)?2019(令和元)年。京都府生まれ。京都帝国大学文学部卒業。京都大学名誉教授。国語学・国文学専攻。言語表現の立体構造に着目し、国語学と国文学の境界を超える研究を目指した。著書に、『国語構文論』(塙書房)、『平安朝文章史』(ちくま学芸文庫)、高校生向けには『現代文解釈の基礎』(ちくま学芸文庫)などがある。

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくま新書」でいま人気の本

年末年始にいかがですか?