ちくま新書
歴史学はこう考える
松沢裕作
著
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ブッシュ大統領はテロリストとの戦いを「十字軍」と呼び、タリバンもまたジハード(聖戦)を呼びかけている。こうした激しい争いの背景には何があるのだろうか。一神教起源の「文明と野蛮との戦い」を、孔子や司馬遷、福沢諭吉など東洋の視点から整理し、新しい文明観を提示する。
文明論と福沢テーゼ
ゆらぐ「文明」概念
西方の野蛮―文野闘争の起源
「出エジプト」の遊牧民性と野蛮
なぜいま孔孟か
孔子という人
孔子が夢見た周公
孔子の好学・武士の好学
楠正成の死の意味は?
「自由への日本の闘い」とその後の成り行き
「自由」の歴史と孔孟思想
文明論の展望―文野闘争を超えて
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