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ちくま新書

「勝者の裁き」に向きあって

——東京裁判をよみなおす

定価

902

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06162-1

Cコード

0221

整理番号

462

2004/03/08

判型

新書判

ページ数

288

解説

内容紹介

国家の戦争犯罪が法廷で裁かれたのは、第二次世界大戦後の“ニュルンベルク裁判”と“東京裁判”が初めてである。それは勝者である連合国が創設した裁判所憲章に準拠し、従来の「通例の戦争犯罪」に加え、「平和に対する罪」と「人道に対する罪」という新しい法概念を含んでいた。「勝者の裁き」の場に引き出されながらも、冷静な眼差しで対処した「A級戦犯」重光葵の起訴から判決までの軌跡を、精緻な読みで分析し、東京裁判の実像に迫る。

目次

第1章 東京裁判論のなかの「勝者の裁き」
第2章 天長節に爆弾ふたたび
第3章 巣鴨の住人と「勝者の裁き」
第4章 国境を越えた援軍
第5章 「勝者の裁き」も終盤へ
第6章 戦い終えて

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