loading...

ちくま新書

一神教の闇

——アニミズムの復権

定価

792

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06331-1

Cコード

0225

整理番号

630

2006/11/06

判型

新書判

ページ数

240

解説

内容紹介

人類は今、環境破壊と軍事紛争という二つの大きな課題に直面している。それはいずれも、一神教的世界観に支えられた畑作牧畜民によって引き起こされたものだった。彼らの文明のエートスである拡大への志向が、激しい自然破壊を引き起こした。同時に、家畜をコントロールするためには力が必要であり、その力の行使を正当化するために、超越的思考は畑作牧畜文明を形而上学的・倫理的にサポートすることになった。それに対して稲作漁撈文明は持続を重視し、江戸社会に見られる高度な環境調和型文化を築いてきた。そうした発想がどのように形作られてきたかを文明興亡史のなかに探り、環境考古学の立場から検証する。

目次

第1章 畑作牧畜文明から稲作漁撈文明へ
第2章 アニミズム・ルネッサンスと女性原理の復権
第3章 水利共同体が創った紛争回避メカニズム
第4章 文明史から見た日本とインド
第5章 環太平洋のアニミズム連合
第6章 江戸時代が築いた環境調和型文化
第7章 ハイテク・アニミズム国家の構築

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくま新書」でいま人気の本

いま話題の本