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定価

792

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06415-8

Cコード

0200

整理番号

707

2008/02/05

判型

新書判

ページ数

240

解説

内容紹介

幾何学の問題で、たった一本の補助線を引くことが解決への道筋をひらくように、「思考の補助線」を引くことで、一見無関係なものごとの間に脈絡がつき、そこに気づかなかった風景がみえてくる。この世界の謎に向き合う新たな視座を得ることができる―。「知のデフレ」現象が進む日本で、ときに怒りを爆発させながらも、「本当のこと」を知るために探究をつづける著者の、情熱的な思索の過程が本書である。自由軽快に、そして粘り強く考えるヒントを、自らの一身を賭して示す。

目次

序 内なる情熱
世界をその中心で統べるもの
「曖昧さ」の芸術
世界は「意識」を必要としない?
言語の恐ろしさ
ニーチェとカツ丼
「個性」を支えるパラドックス
現実と仮想の際にて
「みんないい」という覚悟
登攀の一歩〔ほか〕

著作者プロフィール

茂木健一郎

( もぎ・けんいちろう )

1962年生まれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京工業大学大学院連携教授。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。「クオリア」をキーワードとして、心と脳の関係を探究している。著書に『意識とはなにか』『「脳」整理法』(以上、ちくま新書)、『生きて死ぬ私』(ちくま文庫)、『クオリア入門』(ちくま学芸文庫)、『脳とクオリア』(日経サイエンス社)、『心を生みだす脳のシステム』(NHKブックス)、『ひらめき脳』(新潮新書)、『脳と仮想』(新潮文庫)など多数。(著者近影:坂本真典)

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