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ちくま新書

高齢者うつ病

——定年後に潜む落とし穴

定価

792

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06714-2

Cコード

0247

整理番号

1009

2013/04/08

判型

新書判

ページ数

192

解説

内容紹介

定年になり仕事を失い、無気力になってしまう。妻を亡くして孤独になり喪失感に悩む。体が思うように動かなくなりひきこもりがちになる。六〇歳を過ぎてからこういった事態に直面し、うつ病を発症させる人が増えている。しかもその初期症状は頭痛だったり、身体の不調だったり、めまいだったり、一見してうつ病とはわかりにくい、本書ではそういった高齢者のうつ病発症のきっかけ、原因、特徴をエピソードを交えながら解説する。また、大病院を偏重する日本医療において高齢者はどのように扱われるか、その先に見える問題点まで掘り下げていく。

目次

第1章 高齢者がうつになりやすい理由
第2章 うつ病と病気の併発
第3章 高齢者うつと中高年・若者うつの違い
第4章 うつ病が発症するきっかけを知っておく!
第5章 認知症とうつ
第6章 高齢者のうつ病治療の現実
第7章 うつ病の治療
終章 高齢者医療のこれから

著作者プロフィール

米山公啓

( よねやま・きみひろ )

1952年山梨県生まれ。聖マリアンナ医科大学卒。看護雑誌の連載を機に、小説、エッセイを執筆。98年に同大学第二内科助教授を辞し、本格的な著作活動に。現在、あきる野市で開業医を続けている。著書に、『医療格差の時代』『認知症は予防できる』(ちくま新書)、『「健康」という病』(集英社新書)、『脳が若返る30の方法』(中経の文庫)、『もの忘れを90%防ぐ法』(知的生き方文庫)など多数。

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