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ちくま新書

現代思想史入門

ポストモダン思想は、何を問題にしてきたのか。生命、精神、歴史、情報、暴力の五つの層で現代思想をとらえなおし、混迷する時代の思想的課題を浮き彫りにする。

定価

1,430

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06882-8

Cコード

0210

整理番号

1183

2016/04/05

判型

新書判

ページ数

576

解説

内容紹介

二〇世紀のイデオロギー対立は終焉したが、新たな思想・哲学が出現していないように見える。近代のしがらみを捨てて、いま一度、現代思想の諸地層をもっとつぶさに見ていこう。そこに新たな思考が芽生えるきっかけが見つかりそうだ。生命、精神、歴史、情報、暴力の五つの層において現代思想をとらえ、それぞれ一九世紀後半あたりを出発点として、五度にわたってさらいなおす。現代思想の意義を探りつつ、その全体像を俯瞰する、初学者にもわかりやすいタイプの入門書。

目次

序章 現代とは何か
第1章 生命―進化論から生命政治まで
第2章 精神―宇宙における人間
第3章 歴史―構造主義史観へ
第4章 情報―ポストモダンと人間のゆくえ
第5章 暴力―マルクス主義から普遍的機械主義へ

著作者プロフィール

船木亨

( ふなき・とおる )

船木 亨(ふなき・とおる):1952年東京都生まれ。東京大博士(文学)。東京大学大学院人文科学研究科(倫理学専攻)博士課程修了。専修大学名誉教授。専攻はフランス現代哲学。著書に『現代思想講義』『現代思想史入門』『死の病いと生の哲学』『メルロ=ポンティ入門』(以上、ちくま新書)、『進化論の5つの謎』(ちくまプリマー新書)、『ドゥルーズ』(清水書院)、『〈見ること〉の哲学』『差異とは何か』(世界思想社)、『いかにして思考するべきか?』『いかにして個となるべきか?』(以上、勁草書房)など。

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