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ちくま新書

天災と日本人

——地震・洪水・噴火の民俗学

地震、洪水、津波、噴火……日本人は、天災を生き抜く知恵を、風習や伝承、記念碑等で受け継いできた。各地の災害の記憶をたずね、日本人と天災の関係を探る。

定価

902

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06945-0

Cコード

0239

整理番号

1237

2017/02/06

判型

新書判

ページ数

256

解説

内容紹介

日本は、災害が多い国である。毎年のように、地震、津波、洪水、噴火、土砂崩れ、雪害等が起こっている。古来、日本人はそのような災害と付き合いながら生活を営み、その「復興」と「予防」の知恵を豊富に有していた。そして、それは各地の風習や伝承、記念碑として受け継がれてきたのである。本書では、日本各地の災害の記憶をたずね、掘り起こし、日本人と天災の関係を探っていく。自然に対する感性が鈍ってしまった現在において、必読の一冊!

目次

序章 天災と国民性
第1章 水害―治水をめぐる工夫と信仰
第2章 地震と津波―常襲・避難・予知
第3章 噴火・山体崩壊―山の神の鎮め方
第4章 雪害・風害―空から襲い来るもの
終章 災害と文化―「悔恨」を継承するために

著作者プロフィール

畑中章宏

( はたなか・あきひろ )

1962年大阪生まれ。民俗学者、作家。著書に『天災と日本人』(ちくま新書)、『日本の神様』(イーストプレス)、『柳田国男と今和次郎』(平凡社新書)、『災害と妖怪』(亜紀書房)、『蚕』(晶文社)、『五輪と万博』(春秋社)、『死者の民主主義』(トランスビュー)、『21世紀の民俗学』(KADOKAWA)、『日本疫病図説』(笠間書院)など、共著に『神道の美術』(平凡社)ほかがある。

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