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ちくま新書

昭和史講義3

——リーダーを通して見る戦争への道

昭和のリーダーたちの決断はなぜ戦争へと結びついたのか。近衛文麿、東条英機ら政治家・軍人のキーパーソン14名の生い立ちと行動を最新研究によって跡づける。

定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06977-1

Cコード

0221

整理番号

1266

2017/07/05

判型

新書判

ページ数

304

解説

内容紹介

なぜ昭和の日本は戦争へと向かい、あのような結末を迎えたのか。政治家、軍人らキーパーソン一五名―加藤高明、若槻礼次郎、田中義一、幣原喜重郎、浜口雄幸、犬養毅、岡田啓介、広田弘毅、宇垣一成、近衛文麿、米内光政、松岡洋右、東条英機、鈴木貫太郎、重光葵―のリーダーシップを分析。生い立ちから要職に就くまでの経歴、要職での業績と、岐路における行動、下した決断の結果について、最新研究に基づいて客観的に描き出し、その功罪を問いなおす。好評シリーズ第3弾。

目次

加藤高明―二大政党政治の扉
若槻礼次郎―世論を説得しようとした政治家の悲劇
田中義一―政党内閣期の軍人宰相
幣原喜重郎―戦前期日本の国際協調外交の象徴
浜口雄幸―調整型指導者と立憲民政党
犬養毅―野党指導者の奇遇
岡田啓介―「国を思う狸」の功罪
広田弘毅―「協和外交」の破綻から日中戦争へ
宇垣一成―「大正デモクラシー」が生んだ軍人
近衛文麿―アメリカという「幻」に賭けた政治家
米内光政―天皇の絶対的な信頼を得た海軍軍人
松岡洋右―ポピュリストの誤算
東条英機―ヴィジョンなき戦争指導者
鈴木貫太郎―選択としての「聖断」
重光葵―対中外交の可能性とその限界

著作者プロフィール

筒井清忠

( つつい・きよただ )

1948年生まれ。帝京大学文学部長・大学院文学研究科長。東京財団政策研究所主席研究員。専門は日本近現代史、歴史社会学。著書『昭和戦前期の政党政治』(ちくま新書)、『昭和史講義』『昭和史講義2』『昭和史講義3』『昭和史講義【軍人篇】』『昭和史講義【戦前文化人篇】』『昭和史講義【戦後篇】上・下』『明治史講義【人物篇】』(編著、ちくま新書)、『戦前日本のポピュリズム』(中公新書)、『近衛文麿』(岩波現代文庫)、『満州事変はなぜ起きたのか』(中公選書)、『帝都復興の時代』(中公文庫)、『石橋湛山』(中公叢書)など。

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