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ちくま新書

対人距離がわからない

——どうしてあの人はうまくいくのか?

ほどよい対人距離と親密さは、幸福な人間関係を維持していくための重要な鍵だ。精神科医が提言する、社会にうまく適応し、成功と幸福を手に入れる技術とは。

定価

836

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07154-5

Cコード

0211

整理番号

1336

2018/06/05

判型

新書判

ページ数

208

解説

内容紹介

人には、それぞれのほどよい対人距離があり、それはパーソナリティ、愛着スタイル、感覚特性、発達特性などにより決まる。中には初対面でもすぐ親密になれる人や、親密さをうまく演出し利用する人もいる。親密になる技術や偽りの親密さから身を守るスキルは、社会適応と成功に今や必須だ。幸福な人間関係を築き、安全基地を手に入れるために欠かせない技術を臨床データとともに解き明かす。

目次

はじめに 人生の幸不幸は人間関係にあり
第1章 対人距離とパーソナリティ
第2章 愛着と対人距離
第3章 感覚特性と対人距離
第4章 発達特性と対人距離
第5章 対人距離がとれないタイプ
第6章 対人距離を操る技術
第7章 幸福な対人関係を求めて
おわりに 人生とは摩訶不思議なもの

著作者プロフィール

岡田尊司

( おかだ・たかし )

1960年、香川県生まれ。精神科医、医学博士。東京大学文学部哲学科中退。京都大学医学部卒。同大学院高次脳科学講座神経生物学教室、脳病態生理学講座精神医学教室にて研究に従事。2013年、岡田クリニック開院。パーソナリティ障害治療の最前線に立ち、臨床医として若者の心の危機に向かい合う。小説家・小笠原慧としても活動し、横溝正史ミステリ大賞を受賞した『DZ』などがある。『シック・マザー 心を病んだ母親とその子どもたち』(筑摩選書)、『母という病』(ポプラ新書)、『回避性愛着障害 絆が稀薄な人たち』(光文社新書)等著書多数。

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