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ちくま新書

女のキリスト教史

——「もう一つのフェミニズム」の系譜

キリスト教は女性をどのように眼差してきたのか。聖母マリア、ジャンヌ・ダルク、マザー・テレサ……、世界を動かした女性たちの差別と崇敬の歴史を読み解く。

定価

946

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07273-3

Cコード

0216

整理番号

1459

2019/12/05

判型

新書判

ページ数

272

解説

内容紹介

キリスト教は女性をどのように眼差してきたのか。ミートゥー運動に象徴される、現代の「男女同権」を目指すフェミニズムとは異なり、ヨーロッパにはカトリックを起源とする「もう一つのフェミニズム」の水脈があった。聖母マリア、マグダラのマリアに始まり、中世修道院の女性たち、異端として処刑されたジャンヌ・ダルク、国と宗教を超え崇敬される現代の聖女マザー・テレサまで、キリスト教における女性への差別と崇敬の歴史を明らかにする。

目次

序章 フレンチ・フェミニズム―ジャンヌ・ダルクからカトリーヌ・ドヌーヴまで
第1章 イヴの登場―すべてはエデンの園から始まった
第2章 イエスの登場―イエスを育てた女たち
第3章 聖母の登場―マリア崇敬が女神信仰を温存した
第4章 聖女の登場―マグダラのマリアからマザー・テレサまで
第5章 魔女の登場―聖女になれない女たち
第6章 女性リーダーの登場―女子修道院と神の国
終章 神はフェミニストなのか?

著作者プロフィール

竹下節子

( たけした・せつこ )

比較文化史家・バロック音楽奏者。東京大学大学院比較文学比較文化修士課程修了。同博士課程、パリ大学比較文学博士課程を経て、高等研究所でカトリック史、エゾテリズム史を修める。フランス在住。著書に『ヨーロッパの死者の書』『キリスト教の真実』『女のキリスト教史』(以上、ちくま新書)、『ジャンヌ・ダルク』(講談社学術文庫)、『ローマ法王』(角川ソフィア文庫)他多数。

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