和田春樹
( わだ・はるき )東京大学名誉教授。1938年生まれ。東京大学文学部卒業。著書『金日成と満州抗日戦争』(平凡社)、『朝鮮戦争全史』『日露戦争 起源と開戦(上・下)』『北朝鮮現代史』『平和国家の誕生』『韓国併合110年後の真実』(岩波書店)、『朝鮮有事を望むのか』(彩流社)、『スターリン批判1953~56年』(作品社)、『アジア女性基金と慰安婦問題』(明石書店)、『米朝戦争をふせぐ』『安倍首相は拉致問題を解決できない』『慰安婦問題の解決に何が必要か』(青灯社)ほか。
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歴代の首相や外交官が試みた日朝国交樹立はなぜ頓挫したのか。両国が再び歩み寄る手がかりはあるのか。膨大な資料と当事者たちの証言から失敗の背景を徹底検証。
序章 日本にとっての日朝国交正常化
第1章 日朝国交交渉の開始と決裂 一九九〇?一九九二
第2章 日朝交渉再開の努力と反対勢力 一九九三?一九九七
第3章 日朝国交交渉第二ラウンドへ 一九九七?二〇〇一
第4章 日朝首脳会談と日朝平壌宣言 二〇〇二
第5章 二〇〇四年小泉再訪朝 二〇〇三?二〇〇五
第6章 安倍首相北朝鮮政策の宣布と始動 二〇〇五?二〇〇七
第7章 安倍路線の国策化 二〇〇七?二〇一二
第8章 安倍第二次政権の誕生 二〇一二?二〇一五
終章 米朝対立の深刻化とその後 二〇一六?二〇二二
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