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ちくま新書

報道弾圧

——言論の自由に命を賭けた記者たち

新型コロナ発生を指摘して拘束、軍事機密をスクープしたら国家反逆罪で逮捕、政権批判で暗殺、スパイ容疑で死刑。むき出しの報道弾圧と戦う記者たちを描く。

定価

1,012

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07569-7

Cコード

0236

整理番号

1741

2023/08/03

判型

新書判

ページ数

272

解説

内容紹介

新型コロナ発生を指摘して拘束、軍事機密をスクープしたら国家反逆罪で逮捕、政権批判で暗殺、スパイ容疑で死刑。むき出しの報道弾圧と戦う記者たちを描く。

 世界各国で、報道活動への締めつけがあからさまになっている。政権に不利益な報道を行うメディアへの発行停止処分や閉鎖、記者の逮捕・拘束は珍しくなく、二〇二二年中に殺害された記者らの数は、世界で六七名に上った。この現実に対し、メディアはさまざまな方法で権力と渡り合っている。ウクライナ侵攻前後のロシアで、新型コロナ流行下の中国で、軍政のミャンマーで、内戦に苦しむ中東の国々で――。世界中で繰り広げられる言論の自由を目指す戦いから、報道の力を捉え直す。

目次

第1章 フィリピン―強権政治とメディア
第2章 ロシア―戦争に突き進む大国で
第3章 中国―コロナ対共産党の主戦場
第4章 中東―内戦における報道
第5章 トルコ、サウジアラビア―記者殺害事件の政治利用
第6章 ミャンマー―軍と報道
第7章 「民主主義」の国で―法律乱用の恐れ

著作者プロフィール

東京新聞外報部

( とうきょうしんぶんがいほうぶ )

東京新聞外報部  北川成史(きたがわ・しげふみ):1970年生まれ、早稲田大商学部卒。2017年9月から3年間、バンコク支局特派員としてアジア・オセアニアを担当。 栗田晃(くりた・あきら):1976年生まれ、早稲田大第一文学部卒。2016年8月から3年3ヶ月、モスクワ支局特派員として旧ソ連圏を担当。 小柳悠志(こやなぎ・ゆうじ):1979年生まれ、東京外語大大学院修士課程修了。2019年11月から3年半、モスクワ支局特派員として旧ソ連圏を担当。 中澤穣(なかざわ・みのる):1977年生まれ、一橋大大学院修了。2018年より4年間、中国総局(北京)特派員として中国、台湾、香港などを担当。 奥田哲平(おくだ・てっぺい):1978年生まれ、法政大社会学部卒。2017年4月から3年3カ月間、カイロ支局特派員として中東・アフリカ北部を担当。 蜘手美鶴(くもで・みつる):1981年生まれ、米バージニア州ジョージ・メイソン大国際政治学部卒。2020年7月から3年間、カイロ支局特派員として中東・アフリカ北部を担当。

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