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ちくま新書

エネルギー危機の深層

——ロシア・ウクライナ戦争と石油ガス資源の未来

今世紀最大の危機はなぜ起きたか。ウクライナ侵攻と一連の制裁の背景をエネルギーの視点から徹底的に読み解き、混迷深まる石油ガス資源の最新情勢を解きほぐす。

定価

1,012

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07580-2

Cコード

0233

整理番号

1748

2023/09/05

判型

新書判

ページ数

272

解説

内容紹介

今世紀最大の危機はなぜ起きたか。ウクライナ侵攻と一連の制裁の背景をエネルギーの視点から徹底的に読み解き、混迷深める石油ガス資源の最新情勢を解きほぐす。

 ロシア・ウクライナ戦争の背後で繰り広げられる、エネルギーをめぐるもう一つの戦い。企業活動や私たちの生活に深刻な打撃を与え、国際エネルギー機関が「史上初のエネルギー危機」とまで呼ぶ今日の危機的状況はなぜ引き起こされたのか。本書では、ウクライナ侵攻とそれを契機とする制裁の応酬について、エネルギーの視点から徹底的に読み解くことで、石油・天然ガスをめぐる最新地図と、その深層にある流れを明らかにしていく。近年の脱炭素潮流も踏まえつつ、エネルギー資源をめぐる世界情勢とその未来に光を当てる現代の必読書。

目次

序章 激変するエネルギー資源情勢
第1章 エネルギー問題としてのロシア・ウクライナ戦争
第2章 前例なき対露制裁―実態とその効果
第3章 制裁の応酬と加速する脱ロシア
第4章 エネルギー危機はいつまで続くか
第5章 脱炭素とエネルギー資源の未来
終章 日本の選択

著作者プロフィール

原田大輔

( はらだ・だいすけ )

原田大輔(はらだ・だいすけ):1973年、東京都生まれ。東京外国語大学インド・パーキスターン語学科卒業。1994年から95年にかけてインド・ウッタルプラデーシュ州アラーハーバード大学留学。エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の前身である石油公団へ入団後、経済産業省資源エネルギー庁長官官房国際課への出向を経て、2006年からモスクワへ赴任、ロシアにおける石油開発プロジェクトの立ち上げに携わる。2012年、グープキン記念ロシア国立石油ガス大学経済経営学修士課程修了。ロシアおよび旧ソ連諸国における上流開発プロジェクトマネジメントならびに日露協力案件の醸成と情報分析に従事する。JOGMEC調査部調査課長。著書に、『北東アジアのエネルギー安全保障――東を目指すロシアと日本の将来』(共著、日本評論社)がある。

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