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ちくま新書

倫理学原論

——直感的善悪と学問の憂鬱なすれちがい

直感的な善悪の方が哲学的倫理学より正しいのではないか。倫理学を根底から問い直し、学問としての倫理学が真に目指すべきものと倫理学的観点の面白さを伝える。

定価

1,034

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07609-0

Cコード

0212

整理番号

1780

2024/03/05

判型

新書判

ページ数

288

解説

内容紹介

直感的な善悪の方が哲学的倫理学より正しいのではないか。倫理学を根底から問い直し、学問としての倫理学が真に目指すべきものと倫理学的観点の面白さを伝える。

目次

第1章 倫理とは何か(倫理と善
倫理規定
応用倫理
倫理と道徳
倫理的なもの)
第2章 倫理学の歴史(西欧の倫理学
わが国の倫理学
学問について
倫理学の今日)
第3章 倫理学の根本問題(倫理学は政治なのか?
倫理学は何もできないのか?
倫理学は嘘つきなのか?
倫理学は手段を正当化するのか?
倫理学は善なのか?)
第4章 身体の倫理学の基礎づけ(体調と倫理
身体
言説としての倫理
意識の受動性
能動性の経験
思考と身体
習慣
倫理的思考)

著作者プロフィール

船木亨

( ふなき・とおる )

船木 亨(ふなき・とおる):1952年東京都生まれ。東京大博士(文学)。東京大学大学院人文科学研究科(倫理学専攻)博士課程修了。専修大学名誉教授。専攻はフランス現代哲学。著書に『現代思想講義』『現代思想史入門』『死の病いと生の哲学』『メルロ=ポンティ入門』(以上、ちくま新書)、『進化論の5つの謎』(ちくまプリマー新書)、『ドゥルーズ』(清水書院)、『〈見ること〉の哲学』『差異とは何か』(世界思想社)、『いかにして思考するべきか?』『いかにして個となるべきか?』(以上、勁草書房)など。

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