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ちくま新書

世界経済史講義

経済の誕生から、資本主義の終焉へ

経済の誕生からグローバル資本主義の終焉まで、経済学者と宗教学者が語りつくした、初めての「世界の経済史」。これから経済は何を目指すのかが、見えてくる。

定価

1,375

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07658-8

Cコード

0233

整理番号

1830

2024/11/06

判型

新書判

ページ数

416

解説

内容紹介

世界における経済の歴史は、どうなっているのか。経済はいつ誕生したのか、資本とは資本主義とは何か。利子、帝国、法人の誕生、バブルの発生、世界恐慌、戦争と経済成長など、さまざまな観点から見ていく。宗教と資本主義が密接に関係していることも明らかにする。グローバル資本主義は終焉を迎えつつあるが、今後は何が経済を動かしていくのか。経済学者の水野和夫が宗教学者の島田裕巳を聞き手に、わかりやすく説く。

目次

第一章 経済の始まり
第二章 ローマ帝国に見る帝国と経済
第三章 テンプル騎士団からメディチ家へ ― 貨幣と金融の時代
第四章 一三世紀における資本と資本主義の誕生
第五章 教会に代わる株式会社という法人の誕生
第六章「長い一六世紀」とは
第七章 宗教改革とマックス・ウェーバー
第八章 チューリップ・バブルはなぜ起きたのか―バブルの発生
第九章 覇権国家としての大英帝国
第一〇章 世界恐慌とアメリカ
第一一章 戦後の経済成長
第一二章 世界経済史講義

著作者プロフィール

水野和夫

( みずの・かずお )

水野 和夫(みずの・かずお):1953年生まれ。博士(経済学)。早稲田大学政治経済学部卒業。埼玉大学大学院経済科学研究科博士課程修了。三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフエコノミストを経て、内閣府大臣官房審議官(経済財政分析担当)、内閣官房内閣審議官(国家戦略室)、法政大学法学部教授などを歴任。著書に『次なる100年:歴史の危機から学ぶこと』(東洋経済新報社)、『終わりなき危機 君はグローバリゼーションの真実を見たか』(日本経済新聞出版社)、『資本主義の終焉と歴史の危機』『閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済』(以上、集英社新書)など多数。

島田裕巳

( しまだ・ひろみ )

島田 裕巳(しまだ・ひろみ):宗教学者、作家。東京大学文学部卒業、同大学大学院人文科学研究会博士課程修了(専攻は宗教学)。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員、同客員研究員を歴任。現代における宗教現象、新宗教運動、世界の宗教、葬式を中心とした冠婚葬祭など、宗教現象については幅広く扱う。著書に、『戦後日本の宗教史: 天皇制・祖先崇拝・新宗教』(筑摩選書)『日本人の神道』(ちくま新書)、『帝国と宗教』(講談社現代新書)など多数。

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