革命について

ハンナ・アレント 著 , 志水 速雄

《自由の創設》をキイ概念としてアメリカとヨーロッパの二つの革命を比較・考察し、その最良の精神を二〇世紀の惨状から救い出す。
【解説: 川崎修 】

革命について
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,595円(税込)
  • Cコード:0131
  • 整理番号:ア-7-2
  • 刊行日: 1995/06/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:480
  • ISBN:4-480-08214-X
  • JANコード:9784480082145
ハンナ・アレント
ハンナ・アレント

アレント,ハンナ

1906─75年。アメリカの政治思想家。ドイツの同化ユダヤ人家庭に生まれる。ハイデガーとヤスパースに師事。1933年、ナチスの迫害を逃れてフランスへ、41年にはアメリカに亡命。20世紀の全体主義を生み出した人間の条件と対峙することを生涯の課題とした。著書に『全体主義の起原』『人間の条件』『イェルサレムのアイヒマン』など。

この本の内容

本書でアレントは、主としてアメリカ独立革命とフランス革命の経験を比較・考察し、自由が姿を現わすことのできる公的空間を保障する政治体の創設として前者を評価する。政党制や代表制ではなく、ある社会の全成員が公的問題の参加者となるような新しい統治形態がその時そこで始められたのである。忘れられた革命の最良の精神を20世紀政治の惨状から救い出す反時代的考察。

この本の目次

序章 戦争と革命
第1章 革命の意味
第2章 社会問題
第3章 幸福の追求
第4章 創設(1)―自由の構成
第5章 創設(2)―時代の新秩序
第6章 革命的伝統とその失われた宝

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