ちくま学芸文庫
悪文の構造
─機能的な文章とは
千早耿一郎
著
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「ポエジーは認識、救済、力、放棄である。世界を変えうる作用としての詩的行為は、本質的に革命的なものであり、また、精神的運動なるが故に、内的解放の一方法でもある。ポエジーはこの世界を啓示し、さらにもうひとつの世界を創造する」。叙事詩をはじめとするその起源から、シュルレアリスムや現代詩にいたる詩史を展望し、孤独と共生、自己と「他者」を併せ持つ人間の本質を照らし出す。イマージュと愛と聖なるものの体験によって自由へいたる道を指し示すノーベル賞作家の代表作。
序論(ポエジーと詩)
詩(言語
リズム ほか)
詩的啓示(彼岸
詩的啓示 ほか)
詩と歴史(瞬間の聖化
英雄的世界 ほか)
エピローグ(回転する記号)
補遺(詩、社会、国家
詩と呼吸 ほか)
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