ちくま学芸文庫
悪文の構造
─機能的な文章とは
千早耿一郎
著
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私たちの祖先は死をどうとらえ、死者をどう弔ってきたのだろうか。広範に収集した資料を比較研究し、各地の葬送習俗のもつ意味、以前持っていた意義を探し求め、その推移変遷のあとをたどる。死者の魂はどこに行くのか、生き残った者の無事はどうすれば確保されるのか、あの世とこの世はどこで出会うのか、古来の祖霊信仰は仏教とどう結びついて儀礼に形を残しているのかなどのことがらを通して、葬式に込められた日本人の死生観と霊魂信仰を解き明かす。いまではもう見ることができない貴重な習俗を記録し、日本の葬儀民俗を考察した代表的著作。
千ごり万ごり
出歩く魂
たまよばい
招魂と鎮魂
霊魂と水
猫のたましい
耳ふさぎ
死人の善光寺まいり
御霊前
死体のあつかい〔ほか〕
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