ちくま学芸文庫
悪文の構造
─機能的な文章とは
千早耿一郎
著
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1,650
円978-4-480-08754-6
0110
-19-1
2003/04/09
文庫判
528
頁近代神秘思想の母とみなされ、今も哲学思潮に侮れぬ影響を及ぼしているブラヴァツキー夫人。しかしその人柄が一般読者向けに紹介された書物はきわめて乏しい。本書は、二度目で最後のインド滞在の際、神智学協会の活動と並行して、先史インドに秘められた世界史の秘密を解き明かそうと意気ごむ夫人が、もちまえの利かん気と批判精神を発揮しながら、熱暑を冒してくり広げる幻想と驚嘆のヒンドスタン(北インド)探検記。廃墟や遺跡の謎に満ちた悠久の大地を巡る。とかく神秘思想の陰にかくれて実感しにくい夫人の人間像が、自身の筆によるロシア紙誌への寄稿をとおして、親しみやすく浮かび上がる稀有の紀行文。
ボンベイ到着
ガーラープリ、別名エレファンタ
マラバールの丘
ヴァルケーシュワラ寺院
ボンベイ港
イギリス人の猜疑心
酔っぱらいのカラスたち
インドの特異性
アタナシウス・ニキチンの旅
ダヤーナンダ・サラスワティー師の人柄と著作〔ほか〕
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