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ちくま学芸文庫

流言蜚語

流言と大震災

危機や災害と切り離せない流言蜚語はどのような機能と構造を備えているのだろうか。つかみにくい実態を鮮やかに捌いた歴史的名著。 【解説: 松原隆一郎 】

定価

1,210

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09390-5

Cコード

0136

整理番号

-26-1

2011/06/08

判型

文庫判

ページ数

320

解説

内容紹介

流言蜚語の成立条件、構造、社会的機能を詳細にわたって分析した論考、および関東大震災の生々しい体験記と、震災直後の世情への反応、流言を考察した達意のエッセイを付す。

目次

1 流言蜚語(流言蜚語と報道
流言蜚語と輿論)
2 大震災は私を変えた(日本人の自然観―関東大震災
明日に迫ったこの国難―読者に訴える
大震災は私を変えた
地震のあとさき)

著作者プロフィール

清水幾太郎

( しみず・いくたろう )

1907─1988年。東京生まれ。東京帝国大学文学部社会学科卒業。社会学者、ジャーナリスト、文学博士。讀賣新聞社論説委員、二十世紀研究所所長などを経て、学習院大学教授(1949─69)、清水研究室主宰。著書として、『愛国心』『流言蜚語』(いずれもちくま学芸文庫)のほか、『社会学講義』『論文の書き方』『現代思想』『本はどう読むか』『倫理学ノート』などがある。

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