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ちくま学芸文庫

現代数学入門

現代数学、恐るるに足らず!

現代数学、恐るるに足らず! 学校数学より日常の感覚の中に集合や構造、関数や群、位相の考え方を探る大人のための入門書。 【解説: エッセイ 亀井哲治郎 】

定価

1,540

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09486-5

Cコード

0141

整理番号

-13-2

2012/10/10

判型

文庫判

ページ数

352

解説

内容紹介

現代数学は数学者だけの高度なものと考えがち!だが、じつは考え方そのものは日常の生活のなかでよく経験している。著者はそういって、集合・関数・構造・群・位相などの概念の本質を、古代からの数学の歴史をたどりつつ、卓抜な比喩で解き明かす。本書前半「数学は変貌する」では、読者はその名調子に身をまかせ安心して聞きほれることができる。堅苦しい数学観も一変するにちがいない。学校数学になじんだ理系学生にも、その闊達な筆致のデッサンは魅力だろう。後半「現代数学への招待」はその詳論。解説はらせんを描きながらより高みへと読者を誘

目次

数学は変貌する(古代の数学
中世の数学
近代の数学
現代の数学)
現代数学への招待(構想力の解放
構造
集合論
集合論の創始者
集合数 ほか)

著作者プロフィール

遠山啓

( とおやま・ひらく )

1909-79年。熊本県生まれ。東京大学数学科に入学するも退学、のち東北大学数学科を卒業。海軍教授をへて東京工業大学教授。数学教育への関心から民間教育団体「数学教育協議会」を結成、長く委員長をつとめた。数学教育の理論と方法を開発・提唱し、その水道方式、量の理論などは、教育現場に大きな影響を与えた。著書に『無限と連続』『数学入門(上・下)』(以上、岩波新書)、『代数的構造』『現代数学入門』『代数入門』『微分と積分』(以上、ちくま学芸文庫M&S)、『競争原理を超えて』(太郎次郎社)などがある。教科書や雑誌の創刊にも多く関わった。

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