池上英洋
( いけがみ・ひでひろ )池上 英洋(いけがみ・ひでひろ):1967年、広島県生まれ。東京藝術大学卒業、同大学院修士課程修了。現在、東京造形大学教授。専門はイタリア・ルネサンスを中心とする西洋美術史・文化史。『レオナルド・ダ・ヴィンチ――生涯と芸術のすべて』(筑摩書房)で第4回フォスコ・マライーニ賞を受賞。『西洋美術史入門』(プリマー新書)、『西洋美術史入門〈実践編〉』(プリマー新書)、『パリ 華の都の物語』(ちくま新書)など著書多数。
loading...
西洋には残酷美術の名画が数多くある。なぜこれほど凄惨な場面がくりかえし描かれてきたのか?そこに人間のどんな欲望と残虐性を読みとることができるのか?神話・聖書の怖いエピソードから、魔女狩り、子殺し、ペスト、拷問、処刑などの歴史上の事件まで、図版200点以上を収録。人間の裏面を抉り出す、衝撃の美術史。
第1章 残酷なる神話の世界
第2章 聖書の裏面
第3章 暗黒の中世―血ぬられたキリスト教世界
第4章 拷問と処刑―魔女裁判を中心に
第5章 殺人と戦争―なぜひとびとは殺しあうのか
第6章 さまざまな残酷芸術―病・貧困・ヴァニタス
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。