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シリーズ・全集

新・ちくま文学の森13 世界は笑う

——世界は笑う

定価

1,923

(10%税込)
ISBN

978-4-480-10133-4

Cコード

0393

整理番号

1995/09/25

判型

四六判

ページ数

400

解説

内容紹介

寒山拾得 井伏鱒二/死者を嗤う 菊池寛/花火 竹内浩三/影と閃光 ジャック・ロンドン/メカニズムの勝利 シュトローブル 他<<↓>>(森毅)

目次

十二夜より(シェークスピア)
お笑い競キリン(秋田実)
対話(山本周五郎)
耳かき抄(木山捷平)
トワーヌ(モーパッサン)
成績簿なんてこわくない(ゴシニ)
親愛なるグレタ・ガルボ様(サローヤン)
血圧(ラニアン,デイモン)
妻喰い男(チョンヤン,マナット)
強制結婚(モリエール)
影と閃光
飛行ボートの怪(カミ)

バケツ乗り(カフカ)
名前ねぶり
鼻かぎ嬢
引きのばし男(カネッティ)
選挙戦(フィッシェ兄弟)
白象伝説(リラダン,ヴィリエ・ド)
メカニズムの勝利(シュトローブル)
アーナンディー(アッバース,グラーム)
滑稽列伝(司馬遷)
学ぶは遊ぶなり(森敦)
笑いの練習(柳田国男)
日本人の微笑(小泉八雲)
死者を嗤う(菊地寛)
寒山拾得(井伏鱒二)

著作者プロフィール

鶴見俊輔

( つるみ・しゅんすけ )

1922-2015年。哲学者。1942年、ハーヴァード大学哲学科卒。46年、丸山眞男らと「思想の科学」を創刊。65年、小田実らとベ平連を結成。2004年、大江健三郎らと「九条の会」呼びかけ人となる。著書に『アメリカ哲学』『限界芸術論』『アメノウズメ伝』などのほか、エッセイ、共著など多数。『鶴見俊輔集』全17巻もある。

安野光雅

( あんの・みつまさ )

安野 光雅(あんの・みつまさ):1926年島根県津和野生まれ。画家・絵本作家として、国際アンデルセン賞、ケイト・グリーナウェイ賞、紫綬褒章など多数受賞し、世界的に高い評価を得ている。主な著作に『ふしぎなえ』『ABCの本』『繪本平家物語』『繪本三國志』『片想い百人一首』などがある。2020年、逝去。

森毅

( もり・つよし)

1928年東京生まれ。東京大学数学科卒業。京都大学教養部教授を長く務める。著書に『まちがったっていいじゃないか』(ちくま文庫)、『数学の歴史』(講談社学術文庫)、『対談 数学大明神』(安野光雅氏と共著、ちくま学芸文庫)ほか多数。2010年7月逝去。

この本への感想

 “新”じゃない方の『文学の森』(第5巻と第14巻)で読んで知って以来、すっかりファンになってしまったピエール・カミとフィッシェ兄弟の作品にここでも出会えたのが嬉しかった。一読して、やはり二作品とも期待を裏切ることなく、面白かった。(彼らが書いた本をもっとたくさん手に入れて読みたい!と長年思っているのですけれど、なかなか手に入れられず、ヤキモキしてしまうのがタマニキズ・・・)
 そして私はこの本において、また新たにシュトローブルという作家を知り、ファンになってしまった。この作家の本もカンタンには入手できなさそうなニオイがする。・・・すきな作家がまた一人増えて嬉しい反面、彼の本を入手出来ないことでこれからまたヤキモキするかと思うと、苦笑いでもある。

義翁

さん
update: 2009/08/25

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