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シリーズ・全集

ちくま哲学の森 3 悪の哲学

——悪の哲学

定価

2,243

(10%税込)
ISBN

978-4-480-30003-4

Cコード

0310

整理番号

1990/03/29

判型

四六判

ページ数

420

解説

内容紹介

湯の町エレジー 坂口安吾/悪人礼賛 中野好夫/困ったときの友 モーム/善人ハム 色川武大/善良な田舎者 オコナー 他

目次

銘文(ダンテ・アリギェリ)
毒もみのすきな署長さん(宮沢賢治)
湯の町エレジー(坂口安吾)
マザー・グース・メロディー(花田清輝)
悪人礼賛(中野好夫)
仲間と犯した窃盗のこと(アウグスティヌス)
困ったときの友(モーム)
善良な田舎者(F・オコナー)
尋問調書・補遺(P・キュルテン)
蒼白の犯罪者(ニーチェ)
韓非 抄(貝塚茂樹)
酷吏列伝(司馬遷)
陰謀について(マキアヴェリ)
エスパニョーラ島について(ラス・カサス)
民族解放戦争における北アフリカ人の犯罪衝動性(F・ファノン)
市民社会における貨幣の権力(マルクス)
無感覚なボタン(武田泰淳)
善人ハム(色川武大)
おかしな男の夢(ドストエフスキー)
ベルガモの黒死病(ヤコブセン)
山に埋もれたる人生ある事(柳田国男)
歎異抄(親鸞)

著作者プロフィール

鶴見俊輔

( つるみ・しゅんすけ )

1922-2015年。哲学者。1942年、ハーヴァード大学哲学科卒。46年、丸山眞男らと「思想の科学」を創刊。65年、小田実らとベ平連を結成。2004年、大江健三郎らと「九条の会」呼びかけ人となる。著書に『アメリカ哲学』『限界芸術論』『アメノウズメ伝』などのほか、エッセイ、共著など多数。『鶴見俊輔集』全17巻もある。

安野光雅

( あんの・みつまさ )

安野 光雅(あんの・みつまさ):1926年島根県津和野生まれ。画家・絵本作家として、国際アンデルセン賞、ケイト・グリーナウェイ賞、紫綬褒章など多数受賞し、世界的に高い評価を得ている。主な著作に『ふしぎなえ』『ABCの本』『繪本平家物語』『繪本三國志』『片想い百人一首』などがある。2020年、逝去。

森毅

( もり・つよし)

1928年東京生まれ。東京大学数学科卒業。京都大学教養部教授を長く務める。著書に『まちがったっていいじゃないか』(ちくま文庫)、『数学の歴史』(講談社学術文庫)、『対談 数学大明神』(安野光雅氏と共著、ちくま学芸文庫)ほか多数。2010年7月逝去。

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