科学はどこまでいくのか

池田 清彦

どうにも止まらない
「環境問題」も「生命操作」も、利権とカネの種!?
巨大化して加速する科学の功罪を問う。

「環境問題」も「生命操作」も利権とカネの種?! 真理と進歩の夢を追って巨大化し、なお私たちの欲望を刺激してやまない科学という英知を問い直す。

科学はどこまでいくのか
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 704円(税込)
  • Cコード:0140
  • 整理番号:い-62-1
  • 刊行日: 2006/11/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:256
  • ISBN:4-480-42281-1
  • JANコード:9784480422811
池田 清彦
池田 清彦

イケダ キヨヒコ

池田清彦(いけだ・きよひこ):1947年東京生まれ。生物学者。東京教育大学理学部生物学科卒、東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学、理学博士。早稲田大学、山梨大学名誉教授。専門の生物学分野のみならず、科学哲学、環境問題、生き方論など、幅広い分野で100冊以上の著書を持ち(『構造主義科学論の冒険』 講談社学術文庫ほか)、フジテレビ系「ホンマでっか!?TV」等、各メディアでも活躍。

この本の内容

現代人は科学に弱い。「科学的に実証されている」と言われれば、一も二もなく信用してしまう。しかし科学万能の夢は過去のものとなり、科学が人びとを幸せにしてくれないことに、私たちは気づいてしまった。そもそも科学とは、一体何なのか。私たちの欲望を刺激してやまない「装置」なのか。真理と進歩の夢を追いかけながら巨大化し、なお自己増殖しつづける科学のありようを虚心に見つめ、その功罪を検証。「文庫版のためのやや長いあとがき」を増補して、ますますラディカルに展開する現代科学論。

この本の目次

第1章 自然観と科学
第2章 真理という物語
第3章 客観性と科学
第4章 コトバと科学
第5章 科学は時間を捨てる
第6章 制度としての科学
第7章 科学のゆくえ
複雑化して加速する―文庫版のためのやや長いあとがき

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可