槇佐知子
( まき・さちこ )静岡県生まれ。古典医学研究家。日本医史学会会員。日本最古の医学全書『医心方』と『大同類聚方』の研究に取り組み、独学で現代語に全訳。『全訳精解大同類聚方』の刊行により、1986年に菊池寛賞を、87年にエイボン功績賞を受賞。瀧井孝作の推薦で創作も発表している。著書に『医心方の世界』『日本昔話と古代医術』『自然に医力あり』『日本の古代医術』『くすり歳時記』などがある。『医心方全訳精解』全30巻を逐次刊行中。
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タケノコは養分を運ぶ気血のめぐりを良くするので痔に効く、ゆで汁も捨てずに患部を洗うと良い。笹の葉寿司、鱒ずしなど笹で包むのは、笹に解毒作用があるから。ゴボウは糖尿病や視力回復に良い。足腰の弱い人は、ゴボウと鶏肉の煮込みを食べるとよい。普段、何気なく食べている野菜にも意外な効能があり、昔の人は上手に活用していた。古医学からの貴重なメッセージ。
桃
タケノコと竹・笹
ビワ
ウリ
スイカ
ナス
ショウガ
ダイコン
ゴボウ
ワカメ
ニンニク
アンズ
スモモ
サトイモ
ミカン
ラッキョウ
赤米
ネギ
ダイズ
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