大伴茫人
( おおともの・ぼうじん )古代大伴氏の末裔を気取ったペンネーム。本名田村秀行。1952年東京生まれ、京都大学文学部卒。大手予備校講師を経て、現在フリーの立場で現代文・古文・漢文を総合的に担当する。著書に『日本古典は面白い枕草子』『日本古典は面白い徒然草・方丈記』『クイズでわかる百人一首』(ちくま文庫)、『近松心中加工訳』『樋口一葉加筆版』『泉鏡花読みほぐし』(梧桐書院)など。ネットでは『源氏の部屋』(http://eva.genji.cc)の「古典への架け橋」に多数の作品を掲載。
loading...
日本古典を読みはじめたい、もう一度読みなおしたい、と思う読者のための古典入門書。二部構成の第一部はいわゆるものづくしと随想の段から代表的なものを抜粋し、読みやすい現代語訳に、適切な語釈、読みごたえのある鑑賞を付す。第二部は宮廷生活の描写の段を時代順に再構築し、オリジナルの「加工訳」と鑑賞で、初学者にも一読で楽しめる工夫を凝らす。
第1部(四季の美しさ―第一段
法師というもの―第四段
節句の天候―第七段
宮仕えさせるべき女性―第二一段 ほか)
第2部(初出仕のころ―第一七六段
中関白家栄華の日―第二六〇段
道長がひざまずく―第一二三段
宮からの手紙―第二八二段 ほか)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。