林信吾
( はやし・しんご )1958年東京生まれ。神奈川大学中退。83年から10年間、英国を拠点にジャーナリストとして活動する。93年に帰国し、著述活動を行う。主な著書に、『日英カップルのロンドン暮らしの手帖』(共著、筑摩書房)、『英国ありのまま』(中公文庫)、『これが英国労働党だ』(新潮選書)、『しのびよるネオ階級社会』(平凡社新書)、『反戦軍事学』(朝日新書)などがある。
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テロとの戦いや、北朝鮮の核武装への動きとミサイル実験、中国の軍拡などによって、軍事知識は必要不可欠なものになりつつあるが、軍事に関する議論は玉石混交の状態にある。では、まず何から読めばよいのだろうか。これまでアジア太平洋戦争について公刊された書物を、「開戦原因」「敗戦原因」「戦争の展開」「兵器について」「戦争責任とは何か」など多面的に整理・紹介し、戦争の真実に迫る。
第1章 なにはともあれ基礎知識
第2章 なぜ戦わねばならなかったのか
第3章 軍国主義とはなんだろう
第4章 なぜ「軍部独裁」になったのか
第5章 戦争は避けられただろうか
第6章 これでは勝てるわけがない―戦略・国力編
第7章 これでは勝てるわけがない―兵器・技術編
第8章 「国のため」なら許されるのか
第9章 「戦争責任」はどう裁かれたか
第10章 買ってはいけない
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