ヴァレリー・ラルボー
( らるぼー,ヴぁれりー )(1881-1957)フランスの小説家、詩人にして翻訳家、批評家。ヴィシーに生まれ、幼時からヨーロッパ各地を旅した。豊かな語学力を駆使して外国の文学作品を渉猟し、作家たちとも交流があった。『A.O.バルナブース全集』『幼なごころ』『罰せられざる悪徳・読書』などの作品を残す。ボルヘスやジョイスを逸早く紹介したことでも名高い
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1,100
円978-4-480-42415-0
0197
-6-1
2009/07/08
文庫判
320
頁陽光に耀く地中海の浜辺のホテル、まどろむ二人の恋人を眺めながら青年は、遠い北欧の街での幸福な時間に思いを馳せる…ジョイスの手法をとりいれて描く表題作に、コロンビアからパリにやってきた美少女の出現が、コレージュの男子生徒たちに引き起こす惑わしに満ちた動揺を、神秘的な感動にみちたエピソードとともに描く青春小説『フェルミナ・マルケス』を併せ収める。魅惑の作家の淡く美しい名作二篇の新訳。
フェルミナ・マルケス
恋人たち、幸せな恋人たち
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