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定価

880

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42435-8

Cコード

0195

整理番号

-24-2

2008/05/08

判型

文庫判

ページ数

384

解説

内容紹介

「春風亭柳昇といえば、いまやわが国ではアタシ一人でしてェ…」戦後、新作落語で一世を風靡した著者の『与太郎戦記』に続く第二弾。前著で書ききれなかった戦地でのエピソードから、戦後、落語家になるまでを描く。中国大陸の激戦地にありながら、どこかのんびりとした兵隊たちの日常が、独特の文体で飄々と描かれる。市井の人々の苦しみの記録でもある。貴重写真収録。

目次

東部六十二部隊に入隊
唾を吐く少尉殿
のん気な兵隊
毛虱掃討作戦
慕われた中隊長殿
斥候
我は囮部隊
戦闘開始
盗難事件
お犬さま掛り
局所負傷兵
泣けない芝居の『父帰る』
少女と兵隊さん
寄席通い
鼻を切るはなし
意外な訪問者
貞鳳さんとの出合い
落語兵入隊

著作者プロフィール

春風亭柳昇

( しゅんぷうてい・りゅうしょう )

1920年東京生まれ。本名秋本安雄。第二次世界大戦に陸軍歩兵として従軍。六代目春風亭柳橋の長男と戦友だった縁で、復員後の1946年入門。柳之助で前座。二つ目昇進で柳昇。1958年真打ち。出囃子は「お前とならば」。新作落語を得意とした。著作は『与太郎戦記』(ちくま文庫)、短歌集『今日は誰かの誕生日』など多数。日本演芸家連合会長、落語芸術協会理事長などを歴任。1982年芸術祭優秀賞受賞、1990年勲四等瑞宝章受章。2003年6月、胃がんのため没。享年82歳。

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