矢野誠一
( やの・せいいち )1935年、東京生まれ。文化学院卒。62年?68年、八代文楽、六代円生、五代小さんらの噺家をあつめた「精選落語会」を企画、成功させる。演劇・演藝評論、評伝、エッセイ等を執筆。著書に「女興行師 吉本せい」(ちくま文庫)、「志ん生のいる風景」(青蛙房)、「三遊亭圓朝の明治」(文春新書)、「エノケン・ロッパの時代」(岩波新書)、「二枚目の疵 長谷川一夫の春夏秋冬」(文藝春秋)、「都新聞藝能資料集成 大正編」「同 昭和編(上)」(白水社)ほか多数。
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都会的なエスプリを身上とし、演劇評論、推理小説、随筆など多ジャンルで活躍した文筆家・戸板康二。豊かな才能の傍らには、多くの文人たちとの交流があった。久保田万太郎、折口信夫、福田恆存、芥川比呂志ら昭和を代表する文人たち、また演劇、歌舞伎人たち。彼らとの交わりと、「東京人」戸板康二の感性を、彼を師と仰いだ著者が深い哀惜をもって描く、渾身の評伝。
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