中野正夫
( なかの・まさお )1948年東京生まれ。都立城南高校卒業後、6年間、「極左」活動家として党派、職業、住所を転々とする。その後、理工系出版社に入社し、コンピュータ、プログラミング関連、理工書の編集・出版に携わる。大病を機に会社を辞め、現在は無職。
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1967年から6年間、著者は末端活動家として常に現場にいた。それは、羽田闘争から東大安田講堂の攻防、三里塚闘争を経て連合赤軍のリンチ殺人事件まで、日本中が「熱く、激しく、燃えた」季節だった。うなる警棒、飛び交うガス弾、絡み合うゲバ棒に囲まれる日常。そして革命幻想と現実の間で揺れる心理、「塀の中」の体験など、疾風怒涛の時代の極私的ドキュメント。
プロローグ 衝撃のゲバルトデビュー
第1章 サヨク少年の高校時代
第2章 浪人生、ベ平連に出入りする
第3章 旗揚げ、高校生反戦闘争委員会
第4章 全共闘、大いに名をあげる
第5章 そして東大安田講堂
第6章 ゲバルトの真打ち、赤軍派登場
第7章 ヘタレ、赤軍派からトン走する
第8章 三島由紀夫、切腹する
第9章 「革命ごっこ」の終焉、連合赤軍リンチ殺人
第10章 逮捕、ブタ箱に入る
第11章 檻の中のあまり優雅でない生活
エピローグ グッドバイ「あの頃」
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