ひきこもりはなぜ「治る」のか? ─精神分析的アプローチ

斎藤 環

プライドは、生きるためには
じゃまなだけです

「ひきこもり」研究の第一人者の著者が、ラカン、コフート等の精神分析理論でひきこもる人の精神病理を読み解き、家族の対応法を解説する。
【解説: 井出草平 】

ひきこもりはなぜ「治る」のか? ─精神分析的アプローチ
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 748円(税込)
  • Cコード:0111
  • 整理番号:さ-29-4
  • 刊行日: 2012/10/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:256
  • ISBN:978-4-480-42995-7
  • JANコード:9784480429957
斎藤 環
斎藤 環

サイトウ タマキ

斎藤 環(さいとう・たまき):斎藤 環(さいとう・たまき):筑波大学医学医療系名誉教授。医学博士。専門は思春期・青年期の精神病理学、病跡学、精神療法。著書に『社会的ひきこもり』(PHP新書)、『世界が土曜の夜の夢なら』(角川書店/角川財団学芸賞)、『承認をめぐる病』(日本評論社⇒ちくま文庫)、『オープンダイアローグとは何か』(医学書院)ほか多数。

この本の内容

「ひきこもり」の治療や支援は、どのような考えに基づいて行われているのだろうか。その研究の第一人者である著者が、ラカン、コフート、クライン、ビオンの精神分析家の理論を用いて、「ひきこもり」の若者かたちの精神病理をわかりやすく解説する。なぜ、彼らはひきこもるのか?家族はどのように対応すればよいのか?「ひきこもり」に対する新たな視点が得られる。

この本の目次

第1章 「ひきこもり」の考え方―対人関係があればニート、なければひきこもり
第2章 ラカンとひきこもり―なぜ他者とのかかわりが必要なのか
第3章 コフート理論とひきこもり―人間は一生をかけて成熟する
第4章 クライン、ビオンとひきこもり―攻撃すると攻撃が、良い対応をすると良い反応が返ってくる
第5章 家族の対応方針―安心してひきこもれる環境を作ることから
第6章 ひきこもりの個人精神療法―「治る」ということは、「自由」になるということ

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可