暴力の日本史
無残! 酷烈!!この真実から目を背けるな!!
上からの暴力は歴史を通じて常に残忍に人々を苦しめてきた。それに対する庶民の暴力はいかに興り敗れてきたか。残酷物の名手が描く。
【解説: 石川忠司 】
- シリーズ:ちくま文庫
- 836円(税込)
- Cコード:0121
- 整理番号:な-47-1
- 刊行日:
2014/05/08
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:288
- ISBN:978-4-480-43179-0
- JANコード:9784480431790
- 在庫 ×
古代から近世まで、上からの暴力は常に残忍酷薄な様相をもって、人々を苦しめてきた。それに対する庶民の暴力はいかに興り、そしていかに敗れてきたか。鮮やかに描く。
第1章 古代―無暴力の時代(もの言わぬ庶民たち―偽籍・逃亡・浮浪
集団的意志表示のきざし―愁訴)
第2章 中世―爆発する庶民の暴力(組織的暴力の発生―正長の一揆・嘉吉の一揆
はじめて権力を握った庶民―山城国一揆
暴力をささえた宗教―一向一揆)
第3章 近世前期―強大な支配者への反抗(中世的エネルギーの総決算―島原の乱
農民英雄の時代―代表越訴
領主に向けられたほこ先―惣百姓一揆)
第4章 近世後期―徳川幕府との対決(散発から連合へ―幕藩惣百姓一揆
公鮮たる武力闘争―三上騒動・武蔵大打ちこわし
利用された庶民のエネルギー―「ええじゃないか踊り」)
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