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ちくま文庫

日韓併合期ベストエッセイ集

あの時代の、あたり前の人間の 日常が忘れられている。

日韓併合期、朝鮮半島で人々は何を感じどう暮らしていたのか。人との交流から朝鮮の自然や文化まで、朝鮮半島での日常を鮮やかによみがえらせる。

定価

1,320

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43282-7

Cコード

0195

整理番号

-14-1

2015/07/08

判型

文庫判

ページ数

448

解説

内容紹介

日韓併合の時代に、人々はなにを感じ、なにを考えていたのか。印象的なのは、この時代を生きる人々が、自明のことのように、海を越え、それぞれの人生を切り拓く姿であろうか。私たちはどのような時代に生きていても、「良いひと」に出会い、「美しいもの」に出会うことができる。日韓併合の時代を知ることは今日の日韓関係を理解するにも有益である。幼少期の思い出から、文化、自然まで、名エッセイを集めた文庫オリジナルアンソロジー。

目次

序文 鄭大均
第一章 子どもたちの朝鮮

運命の足音 五木寛之
僕の昭和史 安岡章太郎
私と朝鮮とのあいだ 田中明
日本人学校と新付日本人学校 任文桓
回想の牧の島 金素雲
詩を書きはじめた頃 森崎和江
遠い憂愁 日野啓三
ポプラ 日野啓三

第二章 朝鮮の少年たち、日本へ行く
こんな世界もあったのか 任文桓
図書館大学 金素雲
兼職三冠王 任文桓
玄界灘密航 金史良
故郷を想う 金史良
ノビル団子と籠抜け詐欺 全鎭植

第三章 こんな日本人がいた
衛生思想の普及 森安連吉
救世軍育児ホーム 石島亀治郎
浅川巧さんを惜む 安倍能成
ビリケン総督 藤田亮策
朝鮮を憶う 宇垣一成

第四章 出会い八景
或る日の晩餐 安倍能成
蕨 李孝石
壺辺閑話 安倍能成
恩讐三十年 金素雲
白秋城 金素雲
カミもホトケもない話 金素雲
金海 浅川巧
林檎 柳宗悦

第五章 作家たちの朝鮮紀行
朝鮮雑観 谷崎潤一郎
朝鮮の子供たちその他 佐多稲子
京城の十日間 島木健作

第六章 街と風景と自然
朝鮮所見二三 安倍能成
京城の市街に就て 安倍能成
京城とアテーネ 安倍能成
京城の夏 安倍能成
季節の落書 李孝石
貝殻の匙 李孝石
樹木について 李孝石
水の上 李孝石
金剛山の風景 安倍能成
遥かな山々 泉靖一

第七章 朝鮮を見て、日本をふり返る
朝鮮陶磁号序 柳宗悦
京城雑記 安倍能成
京城街頭所見 安倍能成

編者あとがき

執筆者略歴
初出・出典一覧

著作者プロフィール

鄭大均

( てい・たいきん )

鄭 大均(てい・たいきん):1948年岩手県生まれ。韓国系日本人。専攻は日韓関係論、在日外国人。立教大学、UCLA で学び、81年から95年まで韓国の啓明大学校外国学大学等で教鞭をとる。現在は東京都立大学名誉教授。著書に『増補版 韓国のイメージ』『日本のイメージ』『在日の耐えられない軽さ』(いずれも中公新書)、『在日・強制連行の神話』(文春新書)、『韓国のナショナリズム』(岩波現代文庫)、『韓国が「反日」をやめる日は来るのか』(新人物往来社)、『日韓併合期ベストエッセイ集』(編書、ちくま文庫)などがある。

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