ちくま文庫
新版 思考の整理学
外山滋比古
著
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小津安二郎はまめに日記を付ける人であった。「朝風呂」「昼寝」のような何でもない日常や、その日出会った人、行った場所が丁寧に記され、時には弱音がまっすぐに吐露される。現存する25冊の日記と同時代の雑誌記事をはじめとする膨大な資料を丹念に読み解くことで、日々の生活の無常を撮り続けた巨匠の“人間・小津”としての姿を鮮やかに描き出した傑作評伝。
第1章 憂い
第2章 いのち
第3章 親子
第4章 人情
第5章 家族
第6章 しあわせ
第7章 心たのしも
第8章 ものの哀れ
終章 男の背中
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