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ちくま文庫

「小津安二郎日記」を読む

——無常とたわむれた巨匠

人間・小津安二郎の記録

本人が綴った25冊の日記と膨大な同時代資料を丹念に読み解き、“人間・小津安二郎”の姿を鮮やかに浮かび上がらせる小津研究の傑作。解説 中野翠

定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43289-6

Cコード

0174

整理番号

-21-1

2015/10/07

判型

文庫判

ページ数

544

解説

内容紹介

小津安二郎はまめに日記を付ける人であった。「朝風呂」「昼寝」のような何でもない日常や、その日出会った人、行った場所が丁寧に記され、時には弱音がまっすぐに吐露される。現存する25冊の日記と同時代の雑誌記事をはじめとする膨大な資料を丹念に読み解くことで、日々の生活の無常を撮り続けた巨匠の“人間・小津”としての姿を鮮やかに描き出した傑作評伝。

目次

第1章 憂い
第2章 いのち
第3章 親子
第4章 人情
第5章 家族
第6章 しあわせ
第7章 心たのしも
第8章 ものの哀れ
終章 男の背中

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