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ちくま文庫

増補 サバイバル!

——人はズルなしで生きられるのか

岩魚を釣り、焚き火で調理し、月の下で眠る──。異能の登山家は極限の状況で何を考えるのか? 生きることを命がけで問う山岳ノンフィクション。

定価

924

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43369-5

Cコード

0175

整理番号

-47-1

2016/07/06

判型

文庫判

ページ数

320

解説

内容紹介

日本海から上高地へ。200kmの山塊を、たった独りで縦断する。持参する食糧は米と調味料だけ。岩魚を釣り、山菜を採り、蛇やカエルを喰らう。焚き火で調理し、月の下で眠り、死を隣りに感じながら、山や渓谷を越えてゆく―。異能の登山家は極限の状況で何を考えるのか?生きることを命がけで問う山岳ノンフィクション。「那須連峰ソロ」「地図の話」などを増補し、待望の文庫化。

目次

第1章 登山からサバイバルへ(墜落
フェアの精神)
第2章 サバイバル実践―日本海から上高地へ(北アルプス単独縦断へ
衣食足りてロハスを知る!?
毛バリ戦記)
第3章 サバイバルの方法論(装備―そぎ落としてなお残るもの
食料―何を食べるかという戦略
野生を食らう―釣りの極意
生活―焚き火と住空間
増補1 ヤブと地形図
増補2 縦走とは何か)
第4章 サバイバル思想(記憶の片輪
リスクと自由
判断力と洞察力
増補3 瑛太と登る原始の森 権現岳
ズルをしない悦楽
増補4 秋の単独サバイバル登山 北海道、増毛山塊の郡別岳
増補5 那須連峰、大蛇尾川から大佐飛山山行記)

著作者プロフィール

服部文祥

( はっとり・ぶんしょう )

サバイバル登山家。1969年横浜市生まれ。94年に東京都立大学文学部フランス文学科とワンダーフォーゲル部を卒業。96年にカラコルム・K2(8611m)登頂。デビュー作『サバイバル登山家』(みすず書房)でスポーツ・ノンフィクションの新たな地平を拓き、脚光を浴びる。現在は、東京新聞出版局の月刊誌「岳人」編集員。三児の父。

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