loading...

ちくま文庫

武道的思考

「いのちがけ」の事態を想定し、心身の感知能力を高める技法である武道には叡智が満ちている! 気持ちがシャキッとなる達見の武道論。解説 安田登

定価

880

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43590-3

Cコード

0175

整理番号

-29-3

2019/04/09

判型

文庫判

ページ数

416

解説

内容紹介

「いのちがけ」の事態を想定し、殺傷術として洗練されてきた日本の武道。幕末以来、武道は歴史的淘汰にさらされ、そのつど「変身」を遂げつつ生き延びてきた。本来の意味は失われても、「心身の感知能力を高め、潜在可能性を開花させるための技法の体系」である武道には、今こそ見るべき叡智が満ちている―。読めば読むほど気持ちがシャキッとして丸くなる、達見の武道論。

目次

第1章 武道とは何か?(武道の必修化は必要なのか?
宴会心得 ほか)
第2章 武道家的心得(ブリコルールの心得
「教育」という「おせっかい」 ほか)
第3章 武道の心・技・体(妄想の効用
多田先生の通り道 ほか)
第4章 武士のエートス(瘠我慢合戦
教育基本法と真の国益について ほか)
第5章 二十一世紀的海国兵談(ナショナリストとパトリオット
負ける作法とその嗜み ほか)

著作者プロフィール

内田樹

( うちだ・たつる )

1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。神戸女学院大学文学部教授を経て同大学名誉教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。多田塾甲南合気会を主宰する武道家。『私家版・ユダヤ文化論』で小林秀雄賞、『日本辺境論』で新書大賞2010受賞。第3回伊丹十三賞受賞。著書に『先生はえらい』『武道的思考』、共著に『大人は愉しい』他多数。

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくま文庫」でいま人気の本

いま話題の本