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ちくま文庫

ゴリラに学ぶ男らしさ

——男は進化したのか?

自尊心をもてあまし、孤立する男たち。その葛藤は何に由来するのか? 身体や心に刻印されたオスの進化的な特性を明らかにし、男の懊悩を解き明かす

定価

902

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43610-8

Cコード

0145

整理番号

-54-1

2019/09/09

判型

文庫判

ページ数

304

解説

内容紹介

縦社会のくびきから脱せずに、尊大な自尊心をもてあます男たち。傷つくことを恐れて常識や因習から解放されない彼らは、これからどこへ向かうのか?ゴリラ研究で世界をリードする京大総長が、進化学の観点から、男の身体や心に刻印されるオスの特徴を読み解く。霊長類の軌跡をたどることで、息苦しさを感じている現代人のココロを揺さぶり、男と女の幸福な結びつきを考える希望の書。

目次

第1章 人間の男って変だ
第2章 セクシーなオスたち
第3章 同性間の性交渉
第4章 メスと共存するために
第5章 父親の由来
第6章 オスたちの暴力
第7章 オトコの進化、男の未来

著作者プロフィール

山極寿一

( やまぎわ・じゅいち )

1952年、東京生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学、理学博士。日本モンキーセンター、京都大学霊長類研究所、京都大学大学院理学研究科等を経て、2014年より京都大学総長。人類学と霊長類学を専門とし、ゴリラから人類や文明の起源を探る。主著に『サル化する人間社会』(集英社インターナショナル)、『暴力はどこからきたか』(NHKブックス)などがある。

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