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ちくま文庫

魚味求真

——魚は香りだ

稀代の名人、紀文寿司四代目・関谷文吉氏が遺した究極の魚食エッセイ。本気で美味い魚を食べたいなら本書を読むべし! 解説 カラペティバトゥバ長雄一

定価

880

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43629-0

Cコード

0195

整理番号

-13-1

2019/12/09

判型

文庫判

ページ数

256

解説

内容紹介

稀代の名人として名を馳せた浅草「紀文寿司」四代目、関谷文吉。味覚の鋭さ、味のセンスは群を抜き、名だたる料理人たちからも一目置かれていた。そんな文吉親方が語り尽くした真に美味しい魚の食べ方。旬の季節、産地の良し悪し、適した料理法、酒やワインとの相性等々を、天才的感覚をもとに披露する。一段上の味わい方へと誘う究極の魚食エッセイ。

目次

食の香り
サザエは磯の香かおる緑色の味わい
ヘミングウェイの鋭い味覚、カキは銅の味
ホヤに漂う樟脳の香り
西施の舌とミルガイの不気味な棒
飽食の貧困のなかで絶えてゆくハマグリ
海酸漿と環境ホルモン
荒波の魚は本当に旨いか
鍋考―タイちり、フグちり
海に浮かんだ眼玉のようなアンコウのさしみ〔ほか〕

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