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ちくま文庫

関西フォークがやって来た!

——五つの赤い風船の時代

1960年代、社会に抗う歌を発表した「関西フォーク」。西岡たかし、高田渡、フォークルらの足跡を辿り、関西のアングラ史を探る。解説 タブレット純

定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43719-8

Cコード

0195

整理番号

-17-7

2021/05/10

判型

文庫判

ページ数

352

解説

内容紹介

1960年代、商業主義的だったフォーク・ソングに強烈なNOを突きつけ、社会の理不尽に抗う歌を発表した「関西フォーク」。シーンを牽引した「五つの赤い風船」のリーダー・西岡たかしへのインタビューをもとに、関西フォークの歴史をたどる。高田渡、ザ・フォーク・クルセダーズ、吉田拓郎などとの接点を視野にいれ、大阪・京都で〈1968年〉に奇跡的な輝きを放ったアングラ・フォークの魅力を語る。
解説 タブレット純

目次

第1章 レコードとギター―一九五〇年代の大阪
第2章 フォーク・クルセダーズという起爆剤―一九六〇年代のアングラ・フォーク
第3章 関西フォーク・キャンプの熱狂
第4章 アングラ・フォークの時代
第5章 中津川フォーク・ジャンボリーの狂騒
第6章 フォークはなぜ下火になったのか

著作者プロフィール

なぎら健壱

( なぎら・けんいち )

1952年、東京銀座生まれ。70年、中津川フォークジャンボリーに飛び入り参加したことがきっかけでデビュー。以後、音楽のみならず、映画、テレビ、ラジオの出演、執筆などで幅広く活躍。『東京酒場漂流記』『東京の江戸を遊ぶ』『東京路地裏暮景色』(ちくま文庫)など著書多数。

この本への感想

おもしろかったです、一気に読みました!

中学生の時、初めて買ったCDが五つの赤い風船の復刻盤でした。以来、沢山のフォークソングを好きになりました。私が生まれる前のことだったので情報も乏しく、時代の空気がつかめずにもどかしく思っていたのを思い出します。

今回、五つの赤い風船の歴史を通して、当時の雰囲気があざやかにイメージできました。リアルタイム世代でない方には、特に参考になる本だと思います。


手に入らない楽器を自作したり、プロとアマ・商業と表現の間で苦悩したりする姿に黎明期の熱気、音楽への情熱を感じました。
何度も読み返したいと思います。

タノサキ

さん
update: 2021/05/31

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