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ちくま文庫

平成古書奇談

初書籍化となる鬼才・横田順彌による古書ミステリ。主人公の馬場浩一が馴染みの古書店で出会う古書をきっかけに本にまつわる謎に巻き込まれる。

定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43823-2

Cコード

0193

整理番号

-10-4

2022/07/07

判型

文庫判

ページ数

352

解説

内容紹介

初書籍化となる鬼才・横田順彌による古書ミステリ。主人公の馬場浩一が馴染みの古書店で出会う古書をきっかけに本にまつわる謎に巻き込まれる。フリーライターをしながら作家を志す25歳の馬場浩一は、街の古書店、野沢書店に出入りしている。店主の野沢勝利と娘の玲子と懇意にしながら、趣味や仕事、執筆の資料として出会う古書を通じて不思議な事件や謎にぶつかる。古書マニアの著者が知る業界の事情を巧みに盛り込み、SF、ホラー、ファンタジーを横断する連作集日下三蔵氏による編者解説も併録。
作家は肉体が滅んでも、作品が読まれ続ける限り、世の中から消えることはない――SFと古書に人生を捧げた著書によるSF、ホラー、ファンタジー、青春を横断する職人芸ともいうべき傑作を発掘!!!

著作者プロフィール

横田順彌

( よこた・じゅんや )

横田順彌(よこた・じゅんや) 1945年、佐賀県に生まれ東京で育つ。法政大学法学部卒業。サラリーマンを経て、70年、「週刊少年チャンピオン」にショートショートを発表し、商業誌デビュー。71年、「SFマガジン」に小説「友よ、明日を…」、研究エッセイ「日本SF英雄群像」を同時に発表。77年に初の単著『宇宙ゴミ大戦争』が刊行される。『快男児 押川春浪』(87年、會津信吾との共著)で第9回日本SF大賞、『近代日本奇想小説史 明治篇』(2011年)で第32回日本SF大賞特別賞、第65回日本推理作家協会賞評論その他部門、第24回大衆文学研究賞大衆文学部門をそれぞれ受賞

日下三蔵

( くさか・さんぞう )

1968年、神奈川県生まれ。SF・ミステリ評論家、アンソロジスト。ちくま文庫では山川方夫、都筑道夫、田中小実昌、結城昌治など多数の編書を手がける。

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