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ちくま文庫

戦争と漫画 銃後の物語

出征、疎開、空襲……戦地だけが戦場ではない。

出征、疎開、空襲……戦地だけが戦場ではない。漫画家がつまびらかにする戦争に侵された日常。好評シリーズ「戦争と漫画」の2冊目。解説 中島京子

定価

1,056

(10%税込)
ISBN

978-4-480-44042-6

Cコード

0179

整理番号

-50-10

2025/07/10

判型

文庫判

ページ数

400

解説

中島京子

内容紹介

出征、疎開、空襲……戦地とは異なる戦いがここにもあった。漫画家がつまびらかにする、蝕まれていく日常の平穏。戦後80周年の精選アンソロジー。
【収録作家】こうの史代/伊藤重夫/大島弓子/滝沢聖峰/古谷三敏/石坂啓/水木しげる/おざわゆき/巴里夫/近藤ようこ(原作:坂口安吾)/伊藤潤二/滝田ゆう

巻末エッセイ 中島京子

カバーイラスト 近藤ようこ「戦争と一人の女」より/カバーデザイン 重実生哉

目次


こうの史代『この世界の片隅に』(第6回、第7回、第9回)
伊藤重夫『ゆきものがたり』
大島弓子『七月七日に』
滝沢聖峰『東京物語』(第14話 「靴音」)   


古谷三敏『寄席芸人伝』(「棒手振り志ん弥」)
石坂啓『八月の友人』
水木しげる『村の朝鮮人』
おざわゆき『あとかたの街』(第18話「消せない灯り」)


巴里夫『疎開っ子数え唄』
坂口安吾・原作 近藤ようこ・画『戦争と一人の女』(抄)
伊藤潤二『脱走兵のいる家』
滝田ゆう『寺島町奇譚』(「蛍の光」)

編者解題 山田英生
巻末エッセイ 「銃後」を想像する、よすがに 中島京子

著作者プロフィール

山田英生

( やまだ・ひでお )

山田 英生(やまだ・ひでお):1968年生まれ。「内外タイムス」「アサヒ芸能」記者などを経て、書籍・コミックの企画編集、雑誌記事の取材執筆に携わる。編書に『原水爆漫画コレクション』全4巻、『ビブリオ漫画文庫』『貧乏まんが』『老境まんが』『温泉まんが』『書痴まんが』『孤独まんが』『余生まんが』『現代マンガ選集 悪の愉しみ』『つげ義春賛江』などがある。また、共著書に『「暴力団壊滅」論』(「やくざコミック規制」などを分担執筆)がある。

スペシャルコンテンツ

男の「戦争」と女の「戦争」、見ている景色は一緒だろうか。

「銃後」を知ること、それは、日常を続け、守ることかもしれない。

寄せられたコメント

戦争を伝える、ということはとても大切なことだけに重圧も大きい。たくさんの漫画家がそれを乗り越え作品を紡ぎ続けてくれていることが、本当に頼もしい。
──

ちばてつや

さん

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